今からでも遅くない?!大人が上手くなるための練習方法:さくらOne 八王子ピアノブログ
ピアノと言えば子供の習いごとというイメージが強く、ギターやバンドなどと比べて大人がチャレンジするにはちょっとハードルの高いイメージがありますよね。
でも、ピアノが弾けるというだけですごく魅力的に見える友人や、一度でいいから何か弾いてみたい・・・という欲求は誰にでも起こるもの。そこで、仕事で忙しいビジネスマンでも気軽に上達できるピアノの練習方法をご紹介したいと思います。
上達の秘訣はズバリ3つ!
ビジネスマンの場合、週末の休日や仕事から帰宅して寝るまでのわずかな時間にしか練習できないことが多いですよね。4歳の頃からほとんど毎日ピアノにさわり続けてきた筆者としては、正直なところ大人がピアノにチャレンジするのは簡単ではないな・・・と思っています。
それでも、考え方とアイデア次第では決して不可能ではありません。私の過去の経験から考えた、上達する3つの秘訣をご紹介したいと思います。
秘訣その1:〆切を3ヶ月後に決める
大人がピアノにチャレンジする上で最もネックになるのが、圧倒的な練習時間の少なさです。私が最初に簡単ではない、と言ったのもこの理由から。
ピアノは「習うより慣れろ」的なところもあるので、体で覚えてしまった方が良いのですが、ビジネスマンの場合は慣れるまでの時間も確保できないので、途中で挫折してしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめの方法は、完成するまでの〆切を3ヶ月後に決めてしまって、短期間でゴールを目指すというやり方。そして、出来ればその〆切を誰かと共有し、人前で披露する機会を思い切って作ってしまいましょう。
デッドラインが無いままだらだらと続けるのが一番挫折しやすいパターンです。仕事にも四半期ごとのサイクルがあるように、ひと仕事仕上げるようなイメージで、時間が無いなりに自分を追い込むことがポイントです。
秘訣その2:絶対に好きな曲を選ぶ
2つ目の秘訣は、弾く曲を日頃から自分の好きな曲の中から選ぶことです。
クラシックを日常的に聴いている方は曲名がすぐに出てくると思いますが、そうでない方は無理にクラシックにこだわらずJ-POPや映画のサントラなど、とにかく自分が心から好きだと思える曲を選ぶことがポイントです。
ピアノの練習は「ほふく前進」に似ていて、昨日弾けなかったところが今日は弾けるようになり、明日には忘れてしまってもまた練習を繰り返していくといったような“じりじり”と進む忍耐力が求められます。
そんな時に簡単だからといってあまり興味のない曲を選んでしまうと、もし上手く弾けないと簡単に辞めてしまったり他の曲に変えたりしてしまいます。
お気に入りの曲を選んで「絶対にこれが弾きたい!」といつも思いながら、弾けたときの満足感や爽快感をイメージして練習を続けていくことが集中力をき切らさないポイントです。
秘訣その3:楽譜の最初から弾かなくてよい
最後の秘訣は、いざ練習を始めるときに楽譜の最初から弾き始めるのではなく、好きなメロディーのところから練習を始めるということ。
色んな曲を弾いていくと分かると思いますが、1曲の中にはいくつかのブロックに分かれていて、曲調が変わったりテンポが変わったりしながらエンディングを迎えるという構成になっているものがほとんどです。
歌に例えるとAメロやBメロ、サビといった感じですね。やっぱり一番印象に残るのはサビの部分ですが、楽譜の最初から真面目に練習しているとサビに行く前にAメロとBメロをクリアしなくてはならず、そこで諦めてしまう可能性が出てきます。
初心者の場合は「このメロディーがかっこいいから弾きたい!」という気持ちを練習で活かすのが最も効果的なので、好きな部分を見つけたらそこから練習してみましょう。
そして徐々にその前後を埋めていくような進め方で全体をカバーできれば、モチベーションを保ちながら練習がしやすいと思います。
【八王子のピアノ教室:今からでも遅くない?!大人が上手くなるための練習方法】のまとめ
このように、大人の練習方法にはライフスタイルに合わせた工夫を取り入れることが上達する最大のポイントになります。そして完璧主義を目指さず、自分のペースで長くピアノを楽しんでくださいね。