子供ピアノ教室のお勧め練習曲:さくらOne 八王子ピアノブログ

ピアノ曲には作曲家達の様々な想いが詰まっています。感性を存分に生かした音の流れや意図的に組み立てられた音の重なり等、それらを把握してプラス自分の個性で弾けるととても感動的です。そしてその甘美に浸る経験が出来たら地道なテクニックを磨く練習というものは多少の苦痛にもなってきます。

ピアノ人口は一昔前に比べると、それはもうビックリしてしまうほど増えていますね。
その為自ずと発表会やコンクール等、人前で演奏する場所も多くなります。
またそんな場所があるからこそピアノを習う子供さんの実力もレベルアップしていくのです。

選曲から譜読み、そして演奏する為のテクニック磨き、曲に対しての探求。
それらをやり遂げる事はなかなか大変です。
最初からの独学では難しいですよね。

その為にピアノの先生という人がいるのですが、先生達の多くの悩みの中では選曲が挙げられます。
それは公の場での演奏曲に限らず、毎日の練習をする上での練習曲も然りです。
そのような中でどんな曲がお勧めなのか、今回の記事では説明します。

子供さんへのおすすめの練習曲を一緒に考えていきましょう。

ピアノ曲に対する八王子の子供の想い

子供さんはそれぞれに個性を持っています。ピアノを教えていると色々な子がいます。
何となく習っている子、親御さんが必死でそれに応えようとする子、上手になりたいという意志をしっかり持った子等々。

昔ながらのハノンやバイエルから始まってツェルニー、ブルグミュラーといったマニュアルのような教材ももちろん大事ですが、弾きたい曲を自分からリクエストするお子さんも大勢います。ですから要望もかなえてあげたいけどそれにはテクニックも必要だし、という舵取りで先生としても勉強することが山ほどあります。

人気アーティストの曲やアニメやドラマ関連、CM曲、はたまたゲーム曲等幅広い音楽に子供さん達は触れていますよね。
そしてそれらの曲に対する子供さんの想いは様々でしょう。

昔習っていたというお母様も今は多いですから「お母さんと一緒に弾きたい」という子もいれば「クラスで話題になっている曲を弾けたらカッコいい」という子もいます。ふと聞こえてきたあの曲を自分も優雅に弾いてみたいという憧れを抱いている子もいるでしょう。先生としてはそんな想いを出来るだけ叶えてあげたいものです。

子供さん達にとってはそうして弾いた曲が、大人になった時の思い出の曲になっている事は多いですしね。

ピアノ教室の子供のお勧めピアノ練習曲は?

では実際、どんな曲を練習したらよいのでしょう。

子供さんの想いは優先したいけど、そこにはテクニックも必要になってくる事も多いです。
自由に個性を大事に、という事も大切ですが小さな事からコツコツと積み上げていくという事も非常に大切です。

『バーナムピアノテクニック』は人気があり、子供さんが楽しみながら弾ける練習曲として注目されています。
あと少し地道な練習を我慢してもらえるのなら『全訳ハノンピアノ教本』もお勧めです。
毎日ほんの10分ずつでもよいのです。
そうする事で子供さんの希望を叶える範囲が広がるのですから、この積み上げを工夫してあげるのもピアノの先生の大事な役割です。

次にやはり子供さんが楽しく弾ける曲です。

これは目的によっても違ってくると思います。
希望は無いけどピアノ曲の素晴らしさを体感したいという事であれば、『ブルグミュラー25の練習曲』はお勧めです。
それぞれのタイトルを基に情景を楽しく想像しながら弾けます。

それにこの練習曲にはテクニック的な要素もふんだんに取り入れられていますので、知らず知らずの内に力が付いていたという事も望めますよ。
他に『ギロック子供の為のアルバム』も効果的です。

また、そうではなくて皆が知っている曲を弾きたいという事であれば、習い始めの3歳位のお子さん等は童謡曲集も良いですね。
もっと大きな子どもさんになるとピアノで弾ける人気ランキング曲集を使ってみる事も楽しく弾いてくれます。
ピアノ曲にアレンジされている曲はたくさんありますし曲集も何冊か出ていますので、先生と子供さんで相談しながら選ぶと練習も楽しみですね。

まとめ

ピアノを弾くという事は楽しくなければ意味がありません。
練習曲が子供さんにとって負担になる事はあってはいけないのです。
それぞれの個性を生かしていつまでもピアノが好きでいられるような練習曲を選びたいものですね。